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運送内容の見直しと安全確保などを図る

クラレ 、「ホワイト物流」推進運動で自主行動宣言を提出

原材料 2019-10-04

 クラレは9月30日、国土交通省・経済産業省・農林水産省が提唱する「ホワイト物流」推進運動に賛同し、自主行動宣言を提出したと発表した。

 今回の自主行動宣言では、①物流の改善提案と協力:物流会社からの改善提案に対し、真摯に協議に応じる②パレットなどの活用:荷役時間の軽減を図る③保管場所の集約:複数個所での積込を無くし、拘束時間短縮と効率改善を図る④輸送効率改善:トラックから船や鉄道へのモーダルシフトを一層拡大する⑤混雑回避:2020年オリンピック・パラリンピック開催時の混雑を回避する(鹿島港の利用拡大)⑥物流システムの標準化:WEB による出荷情報を事前提供し、輸送手配を容易する⑦荷役作業時の安全対策:危険物の出荷・充填設備を改善し、手順を見直す――ことを表明した。

 クラレでは近年、鉄道コンテナ輸送によるモーダルシフトを推進しており、特に長距離輸送(岡山・関東間、岡山・新潟間)は、食品メーカーなどとの提携輸送を実施。その実績を評価され、2018年5月に鉄道貨物協会から「鉄道貨物輸送功労者賞」を受賞した。また、専属トレーラーを導入し、製品・原料・荷材回収を含めた事業所間のラウンド輸送を実現することで、輸送能力の安定確保と大容量化を推進している。

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