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前年比15%増、タイが寄与

JSR、SSBRの販売伸びる

原材料 2016-10-31

 JSRの溶液重合スチレンブタジエンゴム(SSBR)の販売数量が伸びている。

 同社は10月24日、17年3月期第2四半期業績の説明会を開催したが、その席上、清水喬雄取締役上席執行役員がSSBRについて「販売数量は前年同期に比べ15%程度伸びている」ことを明らかにした。第2四半期のエラストマー事業部門の業績は、原材料価格下落に伴う販価低下や円高などが影響し減収減益となったが、販売数量についてはSSBRの伸びもあり、前年同期を5%上回った。

 SSBRは、低燃費タイヤの需要などにより、市場全体で年率8%ほど伸びているといわれている。同社の伸びは、それを大幅に上回るもの。タイのSSBR生産拠点である「JSR BST エラストマー(JBE)」が前年同期比で40%増となるなど寄与した。JBEでは、下期から第2期(年産5万トン)が商業運転を開始するため、SSBRの販売数量はさらなる増加が見込まれている。

 一方、タイヤ用途が大半を占める乳化重合スチレンブタジエンゴム(ESBR)やブタジエンゴム(BR)など他の汎用ゴムは、国内のタイヤ生産の減少により、厳しい状況だった。「国内だけではダメだということ」(清水取締役上席執行役員)として、海外市場の開拓を進めていく。すでに一部を海外に振り向けているが、今後も推し進めていく考えだ。

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