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材質疲労を防止する「デュレタン・パフォーマンス」

ランクセス、ポリアミド6の新製品群を開発

原材料 2018-10-26

 独・ランクセスは、ポリアミド6の新製品群「Durethan Performance(デュレタン・パフォーマンス)」を開発した。これは繰り返しの機械的負荷に対する長期耐久性により、特に車のボンネット下にあるプラスチック部品において需要が高まっていることに対応するためのもので、各種グレードを揃えたこの製品は、脈動荷重下での疲労に対して、同じガラス繊維含有量の標準品よりも数倍の耐久性がある。

 新規投入を予定している製品群は、ガラス繊維をそれぞれ30%、35%、40%含有する熱安定性を備えた「デュレタンBKV30PH2.0」、「BKV35PH2.0」、および「BKV40PH2.0」のコンパウンド、およびガラス繊維30%で耐衝撃性を強化した「デュレタンBKV130P」コンパウンド。

 これら新製品は、吸気システムやオイルフィルタモジュール、またはサイドブレーキなど、自動車向け用途をターゲットにしている。また、ドリルやグラインダーといった電動工具のハウジングや構造部品の用途としても大きな可能性がある。さらに家具産業においては、耐衝撃性を備えた製品を用いて家具のロック機構部品などを製造することが可能になる。

 新構造素材では、動的挙動に加えて、静的な機械特性も向上している。例えば、同じガラス繊維含有量の標準品と比べ、高温時の引き張り強度が上がる。この機械特性によって、ポリアミド6をベースとするデュレタン・パフォーマンスは、多様な場面において、近年非常に高価となったポリアミド66コンパウンドの代替素材となる。

 同社では、デュレタン・パフォーマンス製品群のさらなる拡充を計画している。例えば、50%や60%のガラス繊維で強化した2つのコンパウンドが発売間近となっている。こうした素材は、優れた強度と剛性を備えていることから、電気・電子モジュールを収める自動車の軽量構造部など、動的負荷を受ける構造部品に最適となっている。

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