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モバイル用途向けの需要増加に対応

日本ゼオン、光学フィルムの原反生産能力を増強

原材料 2018-10-05

オプテス高岡製造所

 
 日本ゼオンは10月2日、富山県高岡市の光学フィルム工場において、原反製造ラインの生産能力を増強すると発表した。場所は同社グループ企業で製造子会社である「オプテス北陸工場高岡製造所」を予定しており、2019年10月の稼働開始を予定している。

 同社の溶融押し出しフィルム(製品名:ゼオノアフィルム)は、独自のポリマー設計技術で開発した熱可塑性プラスチック(シクロオレフィンポリマー)を、世界初となる溶融押出法により生産された各種ディスプレイ向けの光学フィルム。

 ゼオノアフィルムは、シクロオレフィンポリマーの特性である高い光学特性と優れた寸法安定性を有しており、高精細が求められるモバイル機器や大型TVを中心とした用途で需要が拡大している。

 今回、その需要拡大の流れを受け、モバイル機器向けの光学フィルムの原反能力増強を決定したもの。

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