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18年3月期第3四半期業績

JSR、エラストマー事業の営業利益141%増

原材料 2018-01-30

説明する清水取締役上席執行役員


 JSRが1月29日に発表した2018年3月期第3四半期(4-12月)業績は、売上高が3,135億2,400万円で前年同期比11.5%増、営業利益が371億5,200万円で同44.5%増、四半期純利益が276億6,000万円で同24.0%増となり、大幅な増収増益だった。

 事業別では、エラストマー事業は売上高が1,454億6,700万円で同11%増、営業利益が131億5,900万円で同141%増、営業利益率が9%、販売数量が50万2,891トンで同3%減。原料価格上昇を反映した製品価格の上昇により増収となり、利益はスプレッドの改善が寄与した。販売数量は順当に伸びているものの、「前期第3四半期の販売量が多く、それと比較では減少となる」(清水喬雄取締役上席執行役員)。

 合成樹脂事業は売上高が387億5,400万円で同16%増、営業利益が49億5,600万円で同79%増。海外の自動車用途などを中心に好調に推移した。

 多角化事業は売上高が1,293億300万円で同11%増、営業利益が190億3,700万円で同9%増。半導体材料の販売数量が大きく増加したほか、ライフサイエンスも事業拡大により売上高が増加した。

 第4四半期(1-3月)について清水取締役上席執行役員は「全体の事業環境は悪くないとみている。石化も悪くないだろうし、半導体は好調が持続するのではないか。第4四半期は主力の四日市工場が本定修のため、その影響は出る。またエラストマー事業は第3四半期(10-12月)のスプレッドが縮小したため、販価の維持は厳しく、それを販売数量増でどうカバーしていくかだ」と語った。

 SSBR(溶液重合スチレンブタジエンゴム)の販売数量は「昨年数量を出したため」(同)、第3四半期までの伸び率は前年同期比2%増とやや低調だったが、「第4四半期にリカバリーし、通期では前年度比4%程度伸ばしたい。タイのSSBR第2期の供給基盤は整っており、しっかり出していく」(同)。

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