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買収額440億円、2018年6月めどに完全子会社化

JSR、米国の創薬探索開発受託会社を買収

原材料 2017-12-20

会見するJSRの小柴社長


 JSRは12月20日、小柴満信社長が出席した記者会見を開き、創薬探索開発受託サービスを提供する米国の「Crown Bioscience International」を買収すると発表した。買収額は約440億円で、2018年6月をめど完全子会社化する。

 JSRは、ライフサイエンス事業を石化事業、ファイン事業に次ぐ第三の柱と位置づけ、同事業の拡大を図っている。2020年の売上高は、JSRの材料開発、先に買収したMBL、KBI Biopharma、Selexisとを組み合わせることで、500億円が視野に入っているが、「当社にとって第三の柱となると、1,000億円の売り上げ規模が必要。これまでの買収等に、Crown社の買収とJKiCでの慶應義塾大学との共同研究を含めると、1,000億円の事業の塊が出来たと思う。Crown社買収で、当社のライフサイエンス事業にとって最後のピースが揃った」(小柴社長)。Crown社を買収したことで、JSRのライフサイエンス事業は戦略的基礎研究、診断薬開発、創薬探索開発受託、細胞株樹立から製造プロセス開発、GMP製造受託まで拡大。製薬業界に創薬プロセスへの製品・サービス提供からGMP製造までシームレスに価値を提供することが可能となった。

 Crown社はがん、炎症性疾患、心血管疾患及び代謝性疾患領域に対し医薬品の基礎研究成果を臨床研究や実用化にまで高める創薬探索開発受託サービスを提供する会社。よりヒトに近い環境で評価することができ、抗がん剤のスクリーニングに有効なPDxモデルを30以上のがん種で、欧米、アジア人に対応した3,000超有しており、PDxモデル数は世界最大。

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