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出荷した可能性のある顧客は約230社

三菱電線工業、シール材で新たに不適合品の可能性

工業用品 2017-12-20

 三菱マテリアルは12月19日、子会社である三菱電線工業のシール材で新たに不適合品を出荷した顧客の範囲が広がる可能性があると発表した。

 三菱電線は11月23日、2015年4月1日から17年9月30日までの2.5年間に出荷したパッキンやガスケットなどのシール材の一部で、検査記録データの書き換えなど不適切行為が行われていたと発表したが、11月25日に新たに検査の一部を実施していない行為による不適合品を出荷した可能性が判明したもの。そのため、同期間に出荷した全シール材約2万1,400アイテムとその出荷先である顧客462社(11月23日発表時の229社含む)を対象に、改めて一部検査不実施の内容を確認し、不適合品とその出荷先の特定作業を進めている。

 12月18日時点の特定作業の進捗率は、約2万1,400アイテムに対し約90%。その結果、一部検査不実施による不適合品を出荷した可能性のある顧客は約230社(229社との重複含む)だった。

 同社では、12月末をめどに特定作業を完了する見込み。

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