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不適合品を2.5年間出荷、229社に影響か

三菱電線工業、シール材の検査データ書き換え

工業用品 2017-11-27

 三菱電線工業は11月23日、過去に製造販売したパッキンやガスケットなどのシール材の一部で、検査記録データの書き換えなどを行っていたことを明かした。同社の箕島製作所の検査部門で、シール材の寸法および材料物性(ひっぱり強度、伸びなど)の測定値を、ユーザーの規格または社内仕様範囲内に書き換えるなどの不適切行為が行われていた。

 対象製品は2015年4月1日―17年9月30日までの2.5年間に出荷されたもの。航空・宇宙分野や自動車分野など幅広い業種で使用されており、計229社に不適合品が出荷された可能性がある。

 親会社の三菱マテリアルの品質監査を契機に、三菱電線が社内調査を行っていたなか17年2月に発覚した。3月に同社経営陣に報告され、5月から社内の対策チームで調査を実施。10月23日に不適合品の出荷を停止し、25日に三菱マテリアルに報告していた。

 不適合についてユーザーに報告するとともに、在庫も含め仕様通りの検査を行い不適合品の出荷を防止する措置を実施している。12月以降は出荷する製品寸法などの検査データを自動的に収集するシステムを導入し、書き換えをできなくするなど対策をとる。

 なお、確認対象期間におけるシール材の全出荷数量は約13.3億個(金額換算で約294億円)。うち不適合品の可能性のある数量は約2.7億個(同約68億円)。三菱電線の16年度売上高は295億円、うちシール事業は117億円。同社の全売上高の約40%を占める。

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