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化学物質管理機能など搭載

日本システム開発が配合設計支援システム「MDSS」の最新版

原材料 2016-09-13

 日本システム開発(東京都新宿区、亀井政之社長)は、配合設計支援システム「MDSS」に新たに化学物質(成分)管理機能などを搭載した最新版を8月26日にリリースした。

 MDSSは「原料」「プロセス」「工程」「評価」における各データの一元管理、共有化を可能にするソフト。情報をデータベース化・一元管理することで、配合設計技術者のねらい(配合思想)や過去データのスピーディな検索が可能になる。また重回帰分析により実験を行わずに物性・配合を予測できるため実験機会が減少、開発コスト削減に寄与するとともに技術伝承を含めた後継者育成にも貢献している。

 最新版で新たに搭載したのは、化学物質(成分)管理機能や原料注意喚起機能など。

 化学物質(成分)管理機能の搭載は、ゴム業界などを取り巻く環境・規制の厳格化が進み、ユーザーからの要望の高まりを受けてのもの。原料に含まれる化学物質(成分)や割合などを登録しておく事で、配合としての化学物質の割合を自動計算し、確認・参照することが可能になるほか、含有される化学物質の割合などから当該レシピを検索することもできる。

 また原料注意喚起機能の搭載で、原料にコメントを登録し、レシピ上で原料に関する注意喚起として表示させることも可能になった。操作性についてもExcelライクなものに近づけることで向上しており、その他多くの細かい機能を追加している。

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