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Web注文システム“SEIBEC100”を開発、普及拡大はかる

新年トップインタビュー/西部ゴム社長 加藤廣氏

インタビュー 2023-01-23

 2022年に創業75周年を迎えた西部ゴム。コロナ禍でありながら上期は増収増益を達成する見込みだ。2023年は「Web注文システム“SEIBEC100”を普及させることでDXを推進し、SDGsにも積極的に取り組む」と語る加藤廣社長。創業100年という将来に向けて基盤整備に力を注ぐ。

 ■2022年を振り返って
 創業75周年という節目の年だったので作業用上着を作成した。従業員の名前を刺繍して全社員に配布した。

 またコロナ禍で中止していた顧客の皆様との懇親会を10月に開催した。コロナ以前は2年に一度開催していたが数年ぶりに開催し、旧交を暖めることができた。

 ■2023年5月期上期業績
 上期(2022年5月21日~11月20日)は、前年同期比7%程度の増収となる見込みだ。本来なら同10%増くらいになったと思うが、仕入れ製品の値上げやコロナ禍による需要減などの影響で売り上げを3%ほど取りこぼしたように感じる。

 通期では80億円の売上高を計画しているが、下期も上期並みの状況が継続すれば十分クリアできる。コロナ以前は84億円くらいで推移していたため、順調ならそのくらいはいくと思う。

 ■2022年の取り組み
 築50年で老朽化していた米子ベイス(営業所)の建て替えに着手した。降雪地帯にあるため雪国仕様に建て替える。トラック搬入口に屋根を付けて、倉庫内に暖房設備も入れた。エレベーターも設置し、太陽光発電設備も導入した。2023年9月に竣工する予定だ。

 姫路ベイスも改装中で、2023年5月に完成する。以前に豪雨で浸水したことがあるため浸水対策を講じた。1階部分は営業車やトラックのガレージ兼搬入口にして、2階を事務所にした。これまでは荷揚げ用の昇降機しかなかったが、新たにエレベーターを設置した。また姫路にも太陽光発電設備を導入した。

 ■2023年はリアル展示会を開催
 コロナ以前は全国各地で開催していた展示会を、2023年は復活開催したいと思っている。開催地域や規模は未定だが、コロナ対策を徹底して、お客様に安心して来ていただけるようにする。

 ■DX推進
 DXの一環として“SEIBEC100”というWeb注文システムを開発し、2022年5月21日にオープンした。パソコン、スマートフォン、タブレットなどから24時間いつでも発注でき、電話やFAXに比べ発注ミスを大幅に削減することができる。受発注作業が大幅に削減され、業務改善、省力化にも繋がる。ペーパーレスで環境にも優しい。2023年はWeb注文システムを顧客の皆様に普及拡大させていきたい。

 同システムは5年の歳月をかけてやっと完成させた。SEIBEC100というのは、西部ゴムのECサイトと言う意味で、「100」というのは創業100周年に向けた取り組みであるということを象徴している。

 ■SDGsの取り組み
 四国・高松にある関連会社セイブが2022年6月にSDGs宣言をした。当社でも2023年中にSDGs宣言をする予定だ。従業員が楽しく働ける職場づくりや環境保全を中心に取り組んでいく。太陽光発電設備を米子や姫路以外のベイスにも順次拡大していく。

 ■2022年を象徴する一文字
 2022年は創業75周年だったが、さらに100周年を目指すという意思を固めたことで“百”としたい。2023年4月には後継者である私の甥が入社する。こうした次世代を担う人たちに100周年を目指してもらいたい。

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