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【インタビュー】

広島化成取締役田丸知宏氏、快適・安全性キーワードに製品開発

工業用品 2017-09-26

田丸取締役・工業用品事業本部本部長


 広島化成の田丸知宏取締役工業用品事業本部本部長に同事業部門の業績や今後の事業展開について聞いた。

 ■16年12月期業績
 工業用品部門の売上高は35億900万円で前期に比べ13.5%減少した。売上高の約7割を占める自動車部品が減収した。主要顧客である自動車メーカーの生産停止による影響を受けた。

 非自動車部門はほぼ前期並みだった。同部門は土木建材や鉄道部品を展開しているが、好調だったのは住宅用の遮音材で前期比10%増加した。遮音材は住宅の床材から始めたが、それを壁材や階段などへ用途拡大することで、ここ数年、販売拡大をはかってきた。

 厳しかったのは、床タイルや点字ブロック。点字ブロックは地下鉄向けが減少している。一部地域で火災時の安全対策として、点字ブロックがゴム製から他の素材に切り替わっているのが要因だ。

 ■期待する分野
 インフラ改修工事に期待している。下水道の配管や電線、道路、トンネルなど、今後多くのインフラ改修が行われると予想している。こうした改修工事に当社製品を積極的に提案していきたい。さまざまな製品を持つ当社の強みが発揮できると思う。インフラの長寿命化にゴム製品が果たす役割は非常に大きいと思っている。

 東京オリンピックを控え、スポーツ・エクササイズ分野にも注目している。スポーツ施設の新設も増えると思うのでスポーツ用床材などにも注力していきたい。

 ■製品開発
 安全や快適をキーワードにした製品開発に力を入れている。自動車ではウェザーストリップを主力にしているが、これも音(ノイズ)や水(雨)、風、埃などを防ぎ、快適性や安全を高める製品だ。建材でも遮音材や床材など住環境の快適さや安全性を追求している。

 安全、快適をコンセプトに開発したのが新製品の「DCマット」。衝撃吸収性や復元力、抗菌・防カビ性、耐アレルギー性、環境性に優れるマットで、幼稚園や老人施設への展開を考えている。

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