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協力会社HYCを訪問し最新設備を見学

吉野ゴム工業、台湾へ社員研修旅行

工業用品 2017-06-16

HYC本社での記念撮影

 
 吉野ゴム工業は5月20日から22日の3日間、社員研修旅行で台湾に行った。今回の研修旅行は、台湾の協力会社である永銓(HSIN YUNG CHIEN=HYC・林季進董事長)の本社・工場見学と両社従業員の懇親・交流を主な目的に実施され、総勢97人が参加した。

 初日の20日、午後12時に台北の桃園国際空港に到着、台湾中部・南投県にあるHYCには午後3時過ぎに到着し、工場を見学した。

 HYCは台湾で最大級の生産設備を持つコンベヤベルトメーカー。日本やアメリカを中心に販売拡大している。本社敷地内には、事務所棟と4つの工場棟があり、ロートキュア(連続加硫プレス機)、カレンダーロール機(圧延機)、プレス機など設備が充実している。コンベヤベルトのモールド(金型)の種類も豊富で「世界中のメーカーの注文に対応できるだけのモールドを備えている」(HYC)という。

 通常のロートキュアは最大幅が2,000ミリだが、同社は4,000ミリ幅のロートキュアも備えている。また12メートル幅のプレス機も備えており、ともに世界最大級のマシーンだ。幅12メートルのプレス機で生産されたゴムシートは日本にも輸出されている。吉野ゴムを通じて販売され、土木分野などで実績を増やしつつある。

 生産品目は、帆布コンベヤベルトがメインだが、スチールコンベヤベルトの製造設備も有する。コンベヤベルトの派生製品として広幅シートなど各種のゴムシートも生産している。

 ベルト芯体も自社工場で生産
 コンベヤベルトの生産工程を見学した後、ベルト芯体に使用する帆布の含浸工程も見学した。通常、コンベヤベルトメーカーでは、ベルト芯体に使用する帆布の含浸は外注するのが普通だが、HYCでは自前のディッピングマシーンを持ち、生地メーカーから自社専用に織られた布地を調達し、自社工場で含浸して、ベルト芯体を製造している。最後に、研究・試験棟で各種の試験・検査設備を見学した。

 事務所棟の3階にはHYCの歴史館があり、同社の設立当初から現在に至るまでの歩みが、豊富な写真資料やパネル、模型展示により紹介されていた。見学後は会議室で、HYCの林季進董事長や地元南投県の林明知事が、吉野ゴムの訪問団に対して歓迎のあいさつをした。

 林董事長は「皆さんは、今日当社の生産ラインを見て安心されたことと思う。これで、日本の顧客にも安心して当社製品を薦めることができるでしょう。当社と吉野ゴムは互いに協力し、製品の品質と加工性の向上をはかり、顧客に満足していただけるよう努力していこう」とあいさつした。

 林知事は「吉野ゴムとHYCは互いの信頼関係の中からいろいろ製品を開発し、世界中に製品を販売拡大しており大変喜ばしい」とあいさつ。また風光明媚な日月潭など多くの観光スポットがある南投県の魅力について詳しく説明した。

 続いて吉野ゴムの伊藤亨会長が「従業員のみんなとHYCに訪問するのは今回で4回目となった。HYCと当社とのお付き合いもかれこれ17年になる。今後もお互い協力し合って、コンベヤベルト業界で成長していきましょう」とあいさつした。

 パーティーで親睦を深める
 工場見学の後には、台中市内のホテルでHYC主催による歓迎パーティーが開かれた。パーティーではマジックや仮面劇などの出し物に加え、HYCと吉野ゴム社員によるゲームやダンスも行われ大いに盛り上がった。

 パーティーの冒頭にあいさつに立った伊藤吉秀社長は「当社とHYCとの取引関係は十数年になる。今では開発だけでなく、営業面での協業関係も進んでいる。また日本の顧客が頻繁に、HYCに見学に来るようになったのは大きな進歩だと思っている。今後の開発テーマは、これまで以上に高度化し難しくなると思うが、両社の信頼関係があればどんなに困難なテーマでも乗り越えられると思う」とあいさつした。

 翌21日は台北に戻り、21、22日は、九など台北近郊の名所を観光した。そして22日午後、台北から空路帰国した。

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