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振動の低減で運転時の操作性安定・乗り心地向上を実現

住友理工、防振ゴムがトヨタのレクサスLXに採用

工業用品 2025-05-20

 住友理工のキャブマウント(キャビンとフレーム間を支持する防振ゴム)が、トヨタ自動車とトヨタ車体の新開発ハイブリッドシステムを搭載したレクサスLXに採用された。

キャブマウント


 同社の最新技術では、レクサスLXをはじめとした、フレーム車特有の課題である操縦安定性能向上と低周波振動低減の両立に成功。同技術は、フレームのカップ部(凹部)に配置するアッパーマウント(防振ゴムの上側)のゴム内部に金具を内蔵する構造を採用することで、同社従来品よりも 10%のこじり特性向上を実現している。

 その結果、車両が受けるブルブルとした低周波振動の低減に寄与している。さらに、同技術は、「直進安定性」や「操舵一体感」が改善し、快適な走りを提供。従来品同等の耐久性を確保しつつ、フレーム車の利点である堅牢性やロードノイズ遮音性を損なうことなく、操縦安定性能の向上を実現した。

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