ステークホルダーと新たな価値を共に創造する場へと一新
住友理工、小牧本社・製作所内の技術研究所ショールームを16年ぶりにリニューアル
工業用品 2024-11-20
住友理工は、小牧本社・製作所にある技術研究所「テクノピア」内ショールームを16年ぶりにリニューアルした。
テクノピアは、同社が将来に向けた飛躍と成長を続けていくことを目的とし、新事業の創出に邁進するために必要な開発環境(分子設計・クリーン・精密加工等)と開発面積を確保するため、2008年7月に竣工。竣工時から、ユーザーへ同社製品・技術をPRする場としてショールームを常設している。
今回のリニューアルでは「共創」をテーマとして、ステークホルダーと新たな価値を創出するために、同社の素材・技術・製品に触れてもらうコミュニケーションの場として生まれ変わった。
同社グループは、経営ビジョン「2029年 住友理工グループVision」で描いたありたい姿「理工のチカラを起点に、社会課題の解決に向けてソリューションを提供し続ける、リーディングカンパニー」を実現するべく、新たな事業共創に向けて積極的に取り組んでいる。
■リニューアルの主な内容
◇材料配合技術の紹介
同社グループで実際に使われている材料が入った容器を並べており、それらをモニター下の台に置くと、材料の特性がモニターに表示。さらに、複数の容器を置くと材料を混ぜ合わせた場合の特性が表示され、材料の組み合わせで機能制御していることをイメージすることができる。また、実際のゴムが展示してあり、手触りや柔らかさを体感することで、用途に合ったゴムを選ぶ際の参考にできる。
◇技術の体験展示
同社グループが長年にわたり培ってきた配合設計の知識と技術を基に、ユーザーに提供しているソリューションを紹介。展示では、同社グループのコア技術を解説しており、ゴム素材の魅力や新たな機能を発見するきっかけの場として設けている。実際の技術を体験し、得られた体感を通じて、製品の性能や効果を確かめることができる。
◇同社グループ製品の紹介
創業以来培ってきたコアコンピタンスの1つである「高分子材料技術」をベースに、「自動車(モビリティ)」「インフラ・住環境」「エレクトロニクス」「ヘルスケア」のフィールドで実際に使われている製品を展示。社会課題の解決に向けて常に新しい価値を創造してきた、同社グループ技術の進化を感じることができる。
◇共創エリア
ステークホルダーとの新たな開発アイテムを創造する場として、ショールームに面談スペースを併設。ホワイトボードシートと壁面プロジェクターを同一壁面に取り付けることで、手書きとデジタルの両方の利点を生かした相互作用が起こり、創造的な議論が生まれる環境を整えている。
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