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平成29年度福島県産総研連携再生可能エネルギー等研究開発補助事業補助金の研究テーマとして

朝日ラバー、プラズマ気流制御電極の開発が補助金採択

工業用品 2017-05-30

 朝日ラバーは5月29日、産総研(産業技術総合研究所)の福島再生可能エネルギー研究所から支援を受けていた「風車用プラズマ気流制御用電極の特性評価」事業について、昨年度に引き続き、平成29年度福島県産総研連携再生可能エネルギー等研究開発補助事業補助金の研究テーマとして採択されたと発表した。事業期間は2017年6月-18年3月までで、補助金額は799万8,000円。

 同社は、シリコーンゴムの高い耐候性と柔軟性、耐電圧性を生かして、独自の分子接着・接合技術により金属電極と強固に接合させることで、プラズマ気流を発生させ、空気の流れを制御できる電極の開発を進めてきた。2016年4月からは福島再生可能エネルギー研究所の被災地企業のシーズ支援プログラムで、風車の翼に取り付けて雨風にさらされる屋外環境での使用を検証している。

 昨年度は、プラズマ気流制御用電極を風車の翼に取り付けて雨風にさらされる屋外環境での検証を進め、今年度は電極の製造に機械設備を導入することによって、プラズマ気流制御電極の品質・信頼性向上を図る。風車以外にも空気の流れの制御に関する市場調査と製品開発を進めていく。

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