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100年成長し続ける企業として、次世代の人たちと次の飛躍をめざす

安福ゴム工業、創業60周年記念式典を開催

工業用品 2024-06-03

 安福ゴム工業は5月24日午後4時からホテルオークラ神戸(兵庫県神戸市)で創業60周年記念式典を開催した。当日は取引先関係者や行政・地元関係者、同社従業員など149人が出席し盛大に執り行われた。式典会場には、同社製品が展示され、宴会場の大型スクリーンでは同社の歴史が写真資料とともに紹介された。

鏡開きのあと賑々しく乾杯した


あいさつする安福会長


あいさつする尾田社長


 開催にあたり安福忠昭会長があいさつに立ち、60年前、農業のかたわら、自家の一角を使用してハンドプレスによる加工からスタートした創業当時の苦労話や、海外初進出であるアメリカ工場操業開始当時のエピソード、その後、顧客である二輪車メーカーの要請で海外に積極的に展開していった経緯などを語り、最後に「国内・海外事業ともやっと花が咲き出した。これからもさらに頑張っていきたい。当社では『良い物を早く安く造り、お客様に喜んで頂くための、相互信頼の基盤に立った活動』をモットーに日々努力してきた。そして今年の重点目標は『グローバル連携によるモノづくり力の強化』だ。今後は、若い人たちへのバトンタッチも考えながら、70年、80年、100年へと続く企業として成長できるよう、さらに頑張っていきたい。顧客の皆様には引き続きご支援のほど、お願い申し上げます」とあいさつした。

 また来賓を代表して、カワサキモータースの伊藤浩社長、ヤマハ発動機の松山智彦取締役上席執行役員があいさつに立ち、海外進出にあたっての安福ゴム工業とのエピソードや、これまでの協力に対してお礼の言葉を述べた。

 続いて鏡開きを行い、川崎重工業元副社長の佐伯武彦氏の発声で乾杯した。

 会食の途中では、安福卓也常務による海外拠点の紹介、安福直也専務による創業50年から60年までの会社の業績状況についての説明、インドネシア生産拠点の現状報告などが行われた。また、地元選出衆議院議員のあいさつ、安福会長夫妻へお孫さんたちからの花束贈呈などが行われた。

 最後に尾田順社長が「当社の基本方針は、『良い物を早く安く造り、お客様に喜んで 頂くための、相互信頼の基盤に立った活動』で、創業以来60年間、従業員全員がこれに沿って活動してきた。その結果が、今日の当社の姿である。そして今後も、この基本方針に沿って、歩んでいく決意です。当社の特徴は海外展開で、私自身も28歳から50歳までアメリカで働き、とても大きな経験をさせていただいた。米国には創業当時から35年間働いている従業員もいる。当社には3,000人の社員がおり、30年、35年勤続している社員も多い。こうした人たちが当社の力であり、会社を支えてくれている。当社は創業60年を迎えたが、決して衰えることなく、次世代の人たちと次の飛躍をめざし、世界中のお客様、関係会社の皆様、地域の皆様に貢献できる企業になるよう努めてまいります」とあいさつし、散会した。

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