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東京ビッグサイト、11月20日~22日

オーサカゴム、「産業交流展」でゴム板の応用製品など訴求

工業用品 2023-11-20

 オーサカゴムは11月20~22日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催する「産業交流展2023」に出展する。同展は中小企業やスタートアップが優れたサービスや技術を展示するもので、同社が全国規模の展示会に出展するのは今回が初めて。

 同社ではゴムシート(板)、床材、ゴムマットのほか、ゴムホースや消防用吸管などの工業用ゴム製品を展開している。中でも、コア製品となるゴムシートの収益改善が課題となっており、利益率向上のため、高付加価値な応用製品の開発を推進。顧客からのニーズに応えて共同開発する「ニーズ型」、完成品として提案し新たな需要に繋げていく「シーズ型」の両面からのアプローチに取り組んでいる。

「産業交流展」に出品するピクチャーマットS


 今回の展示会では、これらの応用製品を前面に押し出し、需要拡大に繋げていく。シーズ型製品では、スマホ等の画像を使用した室内インテリアマットの「ピクチャーマットS」や、玄関マットの「ピクチャーマットJ」、布目形状による優れた防滑性、耐滑性により安定力のある歩行性を実現したゴムマット敷物「安心・安全 すべらんくん」、滑り止め効果を備えながら石目調や木目調にデザインされた「そっくりくん」など、特殊性と意匠性のあるゴムシート製品を紹介する。そのほか、取引先と共同開発を進めている「ニーズ型」製品も展示し、ゴムシートの特殊利用とともに製作機能についてもアピールしていく。

 「ゴムシート事業の利益率改善には、単なる原反売りに留まらず、最終製品に近い高付加価値化が欠かせない。今回の出展により、多くの来場者に当社の応用製品を訴求し、これらの開発を拡大させていきたい」(オーサカゴム)。

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