PAGE TOP

【特集】ゴム・樹脂コンベヤベルト

ニッタ、食品・物流向けにNLGが好調

工業用品 2017-04-19

NLG

 
 ニッタの17年3月期ベルト部門は増収の見通しとなった。「全体が微増の中、樹脂ベルトの売上が順調に伸びた」(同社)という。

 樹脂搬送用ベルト「NLG」は食品、物流分野が好調に推移、カーブコンベヤとの相乗効果もあった。「カーブコンベヤは物流中心に、食品向け機種の販売も良かった」(同)。

 食品分野では、一昨年に発売を開始した高機能ベルト「WEXU、LBEUシリーズ」が増収に寄与した。同製品は、オールインワンタイプの食品用高機能ベルトで、食品用ベルトに求められる抗菌・防カビ・耐湿熱・低収縮(熱収縮)・耳ほつれ防止、耐次亜塩素酸ナトリウムなどに加えて、物理収縮防止機能も有している。「1年半前に発売を開始したが、ここにきて市場に浸透してきた。コンビニやスーパーの惣菜といった中食産業の伸びに加え、人手不足という雇用情勢による省人化、省力化による機械の新設需要もあり、今後の伸びに期待している」(同)という。オールインワンタイプのベルトは「まず、困り事を持っている顧客への入り口であることが重要、ベルトの持つ機能を顧客に紹介することによって顧客の要求を明瞭化でき、次の開発の方向性もつかめる効果も大きい」(同)。WEXU、LBEUはシリーズ化した派生製品の開発にも注力しており、製品構成の充実を図る。また、食品向けでは「今年のFOOMA展に新シリーズを出展する」(同)計画だ。

 18年3月期のベルト部門は引き続き増収を計画する。食品・物流向けにNLGの拡販を行っていく考えで、「16年度はそうした分野が、市場として5―6%と想定以上に伸びた。17年度も同等に伸びると想定しここに注力していく」(同)。

 そうした中、一昨年に立ち上げた製造・販売・技術が一体となったNLGのプロジェクトチームを今年も継続させ、顧客のニーズに応えた製品の開発を進めていく。「開発としてはWEXU、LBEUシリーズの進化型、改良型として新しいものを投入したい。カーブコンベヤとの組み合わせでも提案していく。プロジェクトを立ち上げた理由は、顧客の声を拾うことにある。プロジェクトを通じての製品開発の成果だけでなく、ユーザーの声を拾い、組織をも動かせるような人材の育成も進めていく」(同)方針だ。

関連記事

人気連載

  • a
  • 気になったので聞いてみた
  • つたえること・つたわるもの
  • ゴム業界
  • ゴム業界