東和コーポレーション、作業用手袋「MagneX」を発売

　東和コーポレーションは、新スベリ止め技術を採用した作業用手袋「MagnexX（マグネックス）538」を9月29日から販売している。

　新製品は、同社が開発におよそ10年を費やした新スベリ止め技術「ナノフィニッシュ」を搭載。ナノフィニッシュは、ゴムに小さな穴を無数に施すことで、その穴ひとつひとつが吸盤のような役割を担い、高いグリップ力を発揮する。同社従来のスベリ止め技術であるマイクロフィニッシュに比べ、穴がより小さく浅い凹状で、平面を保つことで有効接地面積が増やし、優れた吸盤力を発揮する。特にドライグリップは従来品に比べ大きく向上しており、摩耗強度も約30％アップしている。




　また、独自配合のコーティングに加え、伸縮性に優れたポリウレタン弾性糸とナイロン糸を組み合わせることで、抜群のフィット感を発揮。環境に配慮したVOCフリー（揮発性有機化合物含有率1％
未満）で、世界水準の繊維製品の安全性を証明するエコテックス認証登録商品となっている。

　8月に幕張メッセで開催されたホームセンター関連の展示会では、ナノフィニッシュの実力を披露。ナノフィニッシュを施したシートと従来のスベリ止めのシートを傾斜角40度のボードの上に設置し、重りとなるナットを滑らせるデモンストレーションを実施した。徐々に滑っていく従来シートに比べ、ピタっと吸い付くように止まるナノフィニッシュを目の当たりにし、磁石の様だと驚き声が上がったという。



　マグネックスのカラーはブルーで、サイズは7/S、8/M、9/L、10/XLの4種類を用意。参考販売価格598円（税込）で展開している。