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【特集】インフラ製品

早川ゴム、下水道改修工事に注目

工業用品 2017-03-28

サンタック可とうジョイントHO-50


 早川ゴムは幅広い製品を展開するが、土木用止水材などのインフラ関連製品で高い実績を持っている。土木用止水材グループの2016年売上高は24億円、17年は26億円を計画しており、主力事業のひとつだ。同部門の製品群は止水材と耐震継手に大別される。

 止水材の代表的製品といえるのが「スパンシール止水材」。コンクリートと接着反応する非加硫ブチルゴムの特長を活かし、コンクリート構造物の継ぎ目を接着し外部からの浸水を防ぐことができる。「発売開始から50年になる当社の定番製品で、土木建設業界で広く使用され採用実績も高い」(同社)という。

 スパンシール誘発目地材も注力製品として高い販売実績を持つ。コンクリートにクラック(ひび割れ)を誘発させて、そこに目地材を設置することで、それ以上のクラックを発生させずコンクリートの品質を向上させる。NETIS(平成27年度活用促進技術)にも登録されている。

 耐震継手では、下水道用可とう継手「サンタックキャップ」が主力製品。1987年から発売している製品で阪神大震災の発生以降、優れた耐震性が評価され販売が急拡大した。「継手は単に固定する部品でしかなかったが、サンタックキャップは“動く”というこれまでになかった発想で開発したことで、地震の揺れでも破損しない耐震継手としてヒットした」(同社)。

 同社が注目しているのが、下水道の改修工事。「下水道管は現在、総延長45万kmに達しており、そのうちの1万kmが標準耐用年数50年を経過した管渠である」(同社)。そのため今後改修工事の拡大が見込まれる。同社では、道路を掘り起こさない非開削で既設管を更生した管口耐震継手を設置できる技術「リメイクリング工法」により、下水道の改修工事で販売拡大していく方針だ。

 「下水道工事では、今後、止水と耐震がキーワードになる。

リメイクリング工法

また騒音の少ない静かな工事が要求されている。こうした要求を満たすリメイクリング工法は、今後採用が拡大すると期待している」(同社)

 今後の販売戦略としては、震災復興関連では、三陸地区の復興道路や河川、港湾整備、火力発電所の新設などの案件があり、これまでの実績を基に営業活動を強化していく。

 オリンピック関連では、競技施設や選手村などと、関連する道路(環状2号線、外環道、港湾道路)などの案件に期待している。

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