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事業成長と環境保全に向けて

大阪ゴム工業会、新年賀詞交換会を開催

工業用品 2023-02-06

 大阪ゴム工業会(清水隆史会長=TOYO TIER社長)は1月30日、大阪府大阪市のリーガロイヤルホテルで新年賀詞交換会を開催した。テーブル席での着座形式での開催となったが、正会員、賛助会員、来賓ら72人が出席した。

あいさつする清水会長


 冒頭、清水会長が新年のあいさつとして「ロシアのウクライナ侵攻から始まった世界経済の混乱により、資源、エネルギー、資材、食料は不足し、経験のないコストプッシュ型のインフレに陥っている。加えてサプライチェーンの混乱によって安定供給面での問題も混在し、厳しい舵取りを強いられた。2022年は想定外の困難に対峙した一年だったが、これからも想定外のことが起こることを皆さんは実感しているのではないか。また大きな課題として日本政府の目標である2050年カーボンニュートラルがある。これからも事業の成長と環境保全との持続的共存を目指し、会員企業同士が連携を強固にし、顧客に喜んでもらえる技術・製品を提案、提供し続けることによって関西の経済成長およびゴム業界の持続的発展に寄与していきたい」と述べた。

あいさつする小島西部ゴム商組理事長


 引き続き来賓の紹介の後、来賓を代表してあいさつした西部工業用ゴム製品卸商業組合の小島孝彦理事長(角一化成社長)は「卯年は飛躍と向上の年と言われる。これまでを振り返ってみても卯年はなかなか良い年で、直近の2011年はなでしこジャパンがワールドカップで優勝し、1999年は宇多田ヒカルがデビュー、1987年は利根川進マサチューセッツ工科大学教授がノーベル生理学・医学賞を授与された。2022年は色々あり過ぎたので、今年は1度リセットし、必ず良いことがあると信じ、皆さんの会社の飛躍と向上を祈念したい」とユーモアを込めたあいさつで場を和ませ、会食に入った。

あいさつする石切山副会長


 中締めは石切山靖順副会長(ニッタ社長)が務め「日本ゴム工業会では今年の新ゴム消費量を前年比3.8%増と予想し、さらに我々に関連する業界も2022年よりは良くなる数字を出している。こういった良い見込みを信じて積極的な姿勢で前に進んでいきたい。さて今日は、コロナからの脱却と景気の上昇、世界の平和、そして当会の繁栄と皆さんの健康を願っての3つの願いを込めた中締めとしたい」とし、3本締めて散会となった。

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