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タイミングベルト「メガトルクGⅢ」を紹介

三ツ星ベルト、ウェビナーを開催

工業用品 2023-01-18

 三ツ星ベルトは1月17日、高い伝動容量とジャンピングトルクにより高負荷伝動に最適な一般産業用タイミングベルトシリーズ「メガトルク」の「メガトルクGⅢ」を紹介するウェビナーを開催した。

ウェビナーの様子


 今回は日比野公亮産業資材営業本部営業第1部企画管理担当がMCを務め、「ベルトVSチェーン編」と題し、現在汎用ローラチェーンを使用しているユーザーに向けて、メガトルクGⅢに置き換えることで得られるメリットなどについて訴求した。

 ウェビナーではまず、ベルトとチェーンの特徴を比較。ベルトは、①注油が不要でメンテナンス性に優れている②音圧が低いため静音性に優れている③軽量④張り直しが不要――といったメリットがあり、チェーンからベルトに置き換えても問題が全くないこと、また、伝動容量、伝動効率、引張り強さ、伸び率の点からみても、低速・高速でもベルトは性能が高いとアピールした。

 ベルトの中でも、ハイエンド仕様であるメガトルクGⅢは、STPD歯形※の最高位グレードのベルト。高トルク化によりベルト幅を狭くすることができ、コンパクトな設計、機械の軽量化を図ることが可能で、ベルト騒音も低減する。また、取り付け張力を抑えることができ、軸受への負荷を減らすことが可能な製品となっており、スーパートルク用のタイミングプーリが使用できる(※STPD歯形=スーパートルクタイミングベルトの歯形)。

 省エネ、コンパクト、ロングライフを実現することで、カーボンニュートラル時代に向けて最適な製品となっており、かつ、SDGsにも対応した製品となっている。

 ウェビナーでは、チェーンからベルトへと置き換えることでユーザーの困りごとを解決した具体的な事例も紹介。それによると、採石場でスプロケットとチェーンを使用していたユーザーから、「高重量で在庫管理や整備時に作業者の負担が大きい」「定期的な注油と張り直しで生産効率が悪い」といった困りごとを、ベルトに置き換えることで、「メンテナンスが不要のため生産効率がアップ」「ギアの損傷・ベアリング破損などの二次問題発生リスクが低下」「軽量化により取り換え時の作業負担が軽減した」と高い評価を得ることができたと説明した。

 同社では、Web上でタイミングベルトに関する質問ができる「MITSUBOSHI LABO」をリニューアル。これまでは電話やメールでの対応だけだったが、図面や資料などを見ながら相談したいというユーザーの要望に応えるため、ウェビナーを活用して相談に対応できる体制を整えた。

 また、MITSUBOSHI LABOではユーザーの課題から製品を検索できるように製品検索することもできる。

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