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箕島工場に第2成型工場棟を建設

【インタビュー】早川ゴム・早川雅則社長

工業用品 2017-03-22


 2019年に創業100周年を迎える早川ゴム。節目の年に向けて、過去に学びながら、未来に挑戦する気概を表現した「温故挑戦」を旗印に事業活動に取り組んでいる。ISOシステムの有効活用など積極的なカイゼン活動で注目されている同社を訪ね、早川雅則社長に2016年の業績見込みや今期の事業計画、100周年に向けての取り組みなどについて聞いた。

 ■2016年業績見込み
 2016年12月期売上高は101億円、経常利益は6億円程度になる見込みだ。売上高110億円、経常利益6億円の予算を立てていたので、売上高は未達だったが、利益は予算を確保した。昨年は住宅用防音材や化成品などの産業資材部門は好調に推移したが、土木用止水材や建築防水材などの建設資材部門と、ファインケミカルの新規事業部門が苦戦した。当社は建設資材が売上高の6-7割を占めているので、ここが苦戦すると業績に与える影響は大きい。

 今後注力していきたいと思っているのがファインケミカル製品。液晶ディスプレイの液晶層の厚みを保持する機能性微粒子が主力製品で、将来的にはファインケミカル関連で売上高10億円を目指している。

 ■2017年度事業計画
 売上高105億円、経常利益6.3億円、売上高経常利益率6%を計画している。今期は原価低減や省エネなど総コスト削減を進めるとともに、環境・改修・海外をキーワードに、新製品開発や市場開拓、既存品のシェア拡大に積極的に取り組む。設備投資としては箕島工場に第2成型工場の工場棟を建設し、松浜2工場の生産設備を移管する。

 ■創業100周年
 当社は1919年3月の創業で、2年後の2019年に100周年を迎える。私の曽祖父が設立し、ゴム草履の製造から事業を始めた。その後、ゴム工業用品やシート防水材などの生産を手がけ、現在に至っている。

 100周年は大きな節目ではあるが、ゴールではなく、あくまでも通過点だと思っている。そのため次世代を睨んだ取り組みが重要で、当社では「未来創造PJ」というプロジェクトを昨年8月にスタートした。40代で課長クラスの8人を選抜し、10年後の早川ゴムをどのようにしたいか、グランドデザインを描いてもらった。現在、その中間報告をまとめている。

 ■ISO推進、HP改定
 ISOについては、当社の取り組みが評価されて、日本適合性認定協会が行っているISO認証取得企業の有効活用事例に対する表彰制度「第3回JABアワード」をゴム企業で初めて受賞した。また広島県内でも初の受賞になる。日本国内にISO認証を取得している企業・組織は約5万社もあるが、その中から選ばれ大変名誉なことだと思っている。

 ホームページに関しては、3月中に大幅リニューアルする。利用者が見やすく、わかりやすいように製品ごとに構成し、設計・施工などのサンプル提案もできるようにする。また、これからはスマートフォン対応が重要になると思うので、スマホでも見映えが良いようなレイアウトにする計画だ。

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