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【特集】ISO認証とゴム産業

冨士高圧フレキシブルホース、トレーサビリティを強く意識

工業用品 2017-02-28

石井周作部長㊧と芥川芳則部長


 冨士高圧フレキシブルホースは2003年にISO9001の認証を取得した。当時専務だった藤井佑三社長が中心になり、前年の2002年から「顧客に満足していただけるような品質とサービスが提供できるシステムの構築を目的に、全社員が参加して認証取得に取り組んだ」(品質保証部・芥川芳則部長)。芥川部長が主導し月1回会議を行い、各部署に推進委員を配置して、全社員が一丸となって、マニュアル作りと運用に取り組んだという。

 ISO14001の認証は、「会社として環境保全に責任を持つ」という方針のもと2012年に取得。また労働安全衛生マネジメントシステムOHSAS18001も2013年に取得し、ISO14001と統合運用している。環境・労働安全を担当する石井周作総務部長は「有機溶剤や塗料を扱う職場なので、環境と労働安全を統合して運用することは非常に効果的で、有効だと思う」と強調する。

 ISOシステム導入のメリットについては、品質に関しては「トレーサビリティを全社員が強く意識しできるようになった」(芥川部長)こと。また「管理体制がしっかり確立されているため、顧客による品質監査が簡略化でき、顧客にとっても当社にとっても品質管理の効率化がはかれる」(同)という点を上げている。

 環境・労働安全については、「従来は事故などが発生してから対処するというのが普通の考え方だったが、予防活動に力を入れるようになったことで、事故の発生を未然に防ぐことが重要である、というように社員の意識が変わってきた」(石井部長)。

 システムの運用に当たっては、品質、環境・労働安全とも、毎月1回会議を行い、「何か変更点があれば確認作業を行い、情報の共有化をはかっている」(芥川部長)。

 認証機関による年1回の審査では、「改善点の指摘だけでなく、きちんと運用されている点を高く評価してもらえることも多く、従業員のやる気を高めている」(石井部長)という。

 2015年版への移行は、品質が7月、環境・労働安全が11月を予定している。

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