PAGE TOP

圧電式センサーでバイタルデータを計測

住友理工、「モニライフ」が睡眠解析事業に採用

工業用品 2021-12-10

 住友理工の生体情報(バイタルデータ)計測機器「モニライフ」は、カプセルホテルを運営するナインアワーズ(東京都千代田区)の睡眠解析サービス「9h sleep fitscan」に採用された。ナインアワーズが都内で運営するカプセルホテルで12月上旬から、同サービスの提供が始まっている。

採用されたモニライフ


 「モニライフ」は、同社独自開発の柔軟導電ゴム材料「スマートラバー」を応用した圧電式のセンサー。微弱な振動も測定できるのが特長で、心拍や呼吸などによる体動に基づく生体情報を取得することができる。

 このモニライフから取得できる情報を基に、ナインアワーズの独自解析技術を用いて開発されたのが新サービスの「9h sleep fitscan」。ナインアワーズ運営のカプセルホテル「9h Akasaka sleep lab」に導入され、宿泊客の睡眠の質や呼吸状態を判定する。同社は新型カプセルベッド「9h sleep dock」の開発も行っており、住友理工製品搭載の「9h sleep fitscan」が内蔵される予定。

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物