2021年3月期第3四半期業績
藤倉コンポジット、減収も純利益が4.8%増
工業用品 2021-02-12
藤倉コンポジットが2月12日に発表した2021年3月期(2020年4~12月)業績は、売上高が208億8,400万円で前年同期比12.5%減、営業利益が5億3,300万円で同41.1%減、経常利益が7億5,000万円で同18.1%減、純利益が5億600万円で同4.8%増だった。
セグメント別では、産業用資材は売上高が136億8,500万円で同10.7%減、営業利益が1億700万円で同78.8減。工業用品部門は住宅機器関連が堅調に推移。自動車関連部品は上期受注が低迷したが、中国・北米市場が牽引し回復基調。しかし、コロナ禍の影響が残るアセアン地域が回復途上で、全体では減収減益となった。制御機器部門は、半導体・液晶市場の設備投資が好調だったほか、医療市場も堅調で増収増益となった。
引布加工品は売上高が29億6,300万円で同20.2%減、営業損失が2,200万円(同1億1,600万円の利益)。引布部門は自動車関連製品の受注が好調だったが、電子関連部品の需要が低迷し減収減益。印刷材料部門は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を世界的に受けて減収減益。加工品部門は海外向け舶用品は売り上げは増加したが、国内市場は販売低調で減収減益となった。
スポーツ用品は売上高が39億6,000万円で同12.7%減、営業利益が8億2,700万円で同35.0%増。ゴルフ用カーボンシャフト部門は増収増益となったが、アウトドア用品部門は減収減益となった。
その他は売上高が2億7,300万円で同7.8%減、営業利益が5,600万円で同13.8%減となった。
通期業績予想を上方修正
同社では同日、2021年3月期通期業績予想を発表した。国内では経済および産業に一定程度の回復傾向がみらるなど、当初想定した以上に経営環境も回復してきていることから、第3四半期までの実績を踏まえて修正する。
■2021年3月期通期業績予想
◇売上高=289億円(前回予想285億円、増減率1.4%増)◇営業利益=8億円(同3億円、同166.7%増)◇経常利益=11億円(同4億5,000万円、同144.4%増)◇純利益=7億円(同2億5,000万円、同180.0%増)
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