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【新年インタビュー】北星ゴム工業米屋慎一社長

人手不足解消へ自動化設備を検討

工業用品 2017-01-17


 北陸の有力な自動車用・工業用ゴム製品メーカーである北星ゴム工業。特に自動車部品について、米屋慎一社長は「カーメーカーの再編・統合が今後も進む中で、その動きについていけるような技術開発力をさらに磨いていく」と話す。

 ■2016年を振り返って
 16年も自然災害が起きるなど、大変な一年でした。特に熊本地震による影響は、当社も5-6月あたりに生産調整が一部入りましたが、トータルでは軽微で済みました。中国向けの部品供給についても、加工の現地化を進めた結果、滞ることはありませんでした。

 商品の動きでは、2年前から市場に投入したハイブリッド・ダブルジッパー・ガスケットがようやく市場で認知されてきました。建築関連でサッシメーカー向けの物件、あるいはゼネコン向け物件として比較的好調に推移したことが寄与しました。

 ■16年7月期の業績
 売上高は4.5%減の77億2,000万円と減収になりましたが、経常増益となり、経常利益率は6.6%と、6%台はクリアできました。社内の合理化など内部努力と、材料価格が比較的落ち着いていたことが増益に結び付いたとみています。

 売上高構成比は自動車部品が60%、建材が25%、土木・弱電・一般工業用品が15%で、この比率は数年変わっていません。特に建材関係は、東京オリンピックに向けて徐々に引き合いが増えているので、現状の25%から30%に高まるとみています。またダブルジッパー・ガスケットの売り上げに占める比率は5%たらずですが、今後10%近くまで高まると期待しています。

 ■17年7月期の見通し
 今期第1四半期(16年8-10月)の業績は悪くなく、11月までの4カ月累計の売上高は、前年同期比2%増となりました。足元をみると、サッシメーカー向けの建築物件の受注が昨年より増えたこと、ダブルジッパー・ガスケットを含めたゼネコン向けの受注が前期からコンスタントに続いていること、などが堅調な動きの要因です。主力の自動車部品も、売れ筋車種のアイテムの受注が増えています。

 通期見通しは前期並みの77億円を計画しています。自然災害などの外的要因がなく、このまま順調にいけば、78-79億円に上振れする可能性もあるのではないかとみています。経常利益率は、引き続き6%台は確保したい。

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