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2021年3月期第2四半期業績

フコク、機能品事業は減収減益

工業用品 2020-10-30

 フコクの2021年3月期第2四半期(2020年4~9月)業績は、売上高が284億800万円で前年同期比25.3%減、営業損失が8億9,900万円(前年同期は7億3,900万円の利益)、経常損失が5億2,500万円(同7億4,800万円の利益)、純損失が4億5,100万円(同7億1,500万円の利益)だった。

 セグメント別にみると、機能品事業は売上高が120億9,400万円で同24.9%減、営業利益が4億800万円で同51.7%減。国内のワイパーブレードラバーなど回復傾向にあった製品もあったものの、新型コロナウイルスの影響により受注が大幅に減少したことで減収減益となった。

 防振事業は売上高が107億7,500万円で同28.3%減、営業利益が9,200万円で同92.3%減。新型コロナの影響で大幅に受注が減少し減収。利益は減収に加えて先行の増産投資の負担などで減益となった。

 金属加工事業は売上高が27億5,800万円で同25.4%減、営業損失が2億2,600万円(前年同期は200万円の利益)。新型コロナの影響で大幅に受注が減少し減収減益となった。

 ホース事業は売上高が16億9,700万円で同12.4%減、営業損失が5,100万円(同1,000万円の損失)。新型コロナの影響は他事業よりも少なかったものの、受注の減少により減収減益となった。

 産業機器事業は売上高が13億3,100万円で同15.7%減、営業利益が9,800万円で同44.2%減。OA製品など、一部好調な製品はあったものの、新型コロナの影響で受注が減少し減収減益となった。

 2021年3月通期業績予想は、売上高620億円で前期比17.2%減、営業利益1億円で同88.6%減、経常利益6億円で同38.7%減、純利益4億円で同29.3%増を見込んでいる。

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