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旺盛な需要への対応と筋肉質な経営体質の構築を推進

住友理工、インド北西部で自動車用ホース新工場が生産開始

工業用品 2020-10-16

 住友理工のインドにおける自動車用ホース製造・販売連結子会社「Tokai Imperial Rubber India」(TIR=本社:インド・ハリヤナ州)のグジャラート工場が完成し、生産を開始した。

グジャラート州に開設した新工場


 同社グループは、世界第2位の人口を有するインドにおいて、2005年にTIRを設立して以来、自動車用防振ゴムや産業用ホースの製造・販売会社計3社を進出させ、事業を拡大してきた。

 インドは近年、経済発展とともに世界有数の自動車生産・販売国へと飛躍を遂げており、旺盛な需要を背景にさらなる成長が見込めることから、自動車用ホースの生産能力の増強を図るため、TIRの新工場を建設した。

 新工場は、自動車産業の集積地である同国北西部のグジャラート州に建設し、10月から生産を開始。インド国内に展開する日系自動車メーカー向けに、燃料系やブレーキ系などのゴムホースを製造する。

 今回の新工場により、従来のハリヤナ州、ラジャスタン州ニムラナ(いずれも首都・ニューデリー近郊)に加えた3地区体制となり、これにより、サプライチェーン(供給網)の多元化・分散化による生産・供給におけるリスク回避と、ユーザー迅速に製品供給する「地産地消」の推進を図っていく。

 ■新工場の概要
 ◇名称=グジャラート工場◇所在地=インド・グジャラート州◇生産開始=2020年10月◇従業員数=230人(2029年度見込み)◇工場面積=土地:2万3,000平方メートル/建屋:1万2,000平方メートル◇投資額=5億4,000万ルピー(約7.7億円)

 ■TIRの概要
 ◇名称=Tokai Imperial Rubber India◇所在地=インド・ハリヤナ州◇事業内容=自動車用ホースの製造・販売◇資本金=3億331万ルピー(約4.3億円)◇議決権比率=住友理工60%、Imperial Auto Industries40%◇設立=2005年11月◇代表者=社長:岡本明氏◇従業員数=1,015人(2020年3月時点)

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