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【新年インタビュー】明治ゴム化成岩崎吉夫社長

「事業部間の枠を超えて豊富な製品群を展開」

工業用品 2017-01-06


 「昨年はこれまでの施策が実り、合成樹脂事業が非常に好調だった」と語る岩崎吉夫社長。今年も事業部間の枠を超えて製品販売するクロス営業を継続し業績アップを図る。

 ■2016年を振り返って
 当社の主力市場であるアジア市場の停滞が続き、その回復を待ち続けた1年でした。停滞は現在も続き、主力の自動車部品事業が苦戦しました。その間為替が円高に振れたこともあり、16年度上期(4-9月)連結業績は、前年同期比減収減益となりました。

 一方合成樹脂事業はこれまでの施策が実り非常に好調に推移し、黒字転換を果たしました。その結果単体では、大幅な増収増益を達成しました。

 ■16年度上期の事業別業績
 売上高の40%ほどを占める自動車部品事業は、国内では主要顧客の販売不振や軽自動車の販売低迷、海外では主力市場の新興国の市況が振るわず販売は減少しました。中国市場では健闘しましたが、事業全体では減収減益になりました。

 また売上高の25%ほどを占める印刷機材事業も減収減益となりました。国内市場は好調で、新製品の投入やニッチ市場への参入で増収を確保しました。一方、海外市場は東南アジアを始め、中国、欧州も減収となりました。中国では販売は堅調でしたが、ユーザーの低価格品へのシフトが進み、売り上げは伸び悩みました。一方で工業用品事業は昇降機ローラ、防振ゴム、海洋製品が落ち込み減収減益となりましたが、ロール(製紙用、製鉄用)は設備統合で需要が減少するなか、前年同期並みを維持しました。

 フレックスホース事業はガソリン用ホースの売り上げが伸長し、増収増益となりました。

 ■合成樹脂事業が好調
 事業ごとにバラつきがあった上期ですが、合成樹脂事業は好調でした。飲料用、青果物用などのプラスチックコンテナをはじめ、雨水貯留槽アクアトラップやプラスチックパレットなどの新規受注も旺盛で、ほぼ全製品群の販売が前年同期を上回りました。16年度上期業績は大幅な増収増益を達成、黒字へと転換しました。

 好業績は営業努力の賜物でもありますが、その背景にはこれら製品の素材を生産する樹脂再生材事業があります。同事業はグループ会社の筑波化成が展開していますが、14年にこれまでの2倍のスペースを備える山口美祢工場へ移転し、生産ラインの効率化を進めました。その結果、再生材の生産量が増加しコスト競争力が上昇、新規受注の獲得に多大な貢献を果たしたと考えています。

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