0.5ミリ以下全ての合成ゴムに対応
金星ゴム工業が超肉薄チューブを開発
工業用品 2016-03-07
金星ゴム工業(本社・東京都墨田区八広、杉本浩志社長)は、このほどフッ素ゴムをはじめ全ての合成ゴムに対応する、肉厚が0.5ミリ以下の超肉薄チューブを開発した。
同社によると、これまでシリコーンゴム製チューブでは肉厚0.5ミリのものは製品化されていたが、一般の合成ゴムでは最低でも1ミリの肉厚が必要で、0.5ミリ以下の製造は難しいといわれていた。
同社では、長年にわたり蓄積してきた独自配合や押出成形技術などに加え、今回超肉薄チューブを製造するための専用押出成形機を導入し、製品化に成功した。
現在はフッ素ゴム製では肉厚0.35ミリ、一般の合成ゴム製では0.3ミリまで製造が可能としており、「こうした超肉薄チューブの製造は当社が初めてではないか」(杉本社長)としている。
用途としては、保護チューブとしての使用が見込まれるが、同社では「ユーザーからの提案などで新しい用途開発が生まれる可能性がある」(同)として、今後の販売展開に期待を寄せている。
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