2020年3月期第3四半期業績
フコク、防振事業は減収減益、ホース事業は増収増益
工業用品 2020-01-31
フコクが1月31日に発表した2020年3月期第3四半期(2019年4~12月)業績は、売上高が562億8,800万円で前年同期比3.8%減、営業利益が7億5,200万円で同61.3%減、経常利益が8億8,300万円で同58.1%減、純利益が6億8,800万円で同47.2%減となった。
セグメント別にみると、機能品事業は売上高が238億100万円で同8.1%減、営業利益が10億3,700万円で同35.0%減。中国を中心にワイパーブレードラバーやシール部品などの販売が下振れし減収。利益は減収、材料費率や人件費率の上昇の影響などにより減益となった。
防振事業は売上高が221億5,500万円で同1.3%減、営業利益が17億2,200万円で同12.6%減。東アジア、アセアン、インドなどの市場で受注の鈍化傾向が進み減収。利益は減収、増産投資先行の負担、材料費率や人件費率の上昇の影響などによって減益となった。
金属加工事業は売上高が55億3,500万円で同5.6%増、営業損失が1,100万円(前年同期は7,800万円の利益)。 主に国内商用車および小型建機関連の受注が堅調に推移したことで増収。利益は採用難や人件費率上昇などの影響で減益となった。
ホース事業は売上高が28億8,200万円で同5.7%増、営業損失が4,200万円(同9,800万円の損失)。国内外とも主に商用車向けの受注が堅調に推移したことで増収。利益はタイ国内の商用車関連ホースの採算が改善したことで損失幅が縮小した。
産業機器事業は売上高が24億3,200万円で同11.6%減、営業利益が2億3,800万円で同28.6%減。中国および国内を中心に受注が伸び悩み減収減益となった。
2020年3月期通期業績予想は、売上高750億円で前期比3.8%減、営業利益11億円で同44.5%減、経常利益12億円で同43.1%減、純利益9億円(前期は26億9,000万円の損失)を計画している。
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