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ニッタ・ニッタ化工品へ

TOYO TIRE、トラック・バス用空気バネ事業を移管

工業用品 2020-01-31

 TOYO TIREとニッタは1月31日、TOYO TIREグループのトラック・バス用空気バネ事業をニッタグループへ事業移管する契約を締結したと発表した。同事業の売り上げ規模は2018年度で約20億円。6月30日付で移管する。譲渡価格は非公表。

 ニッタは2017年12月27日、東洋ゴム工業(現TOYO TIRE)グループから化工品事業(自動車用部品事業、建築用免震ゴム事業を除く)を取得。今回取得するトラック・バス用空気バネ事業は、2017年に取得した鉄道用空気バネ事業と製法が同様で、技術・製品開発面、資材調達面、製造面でシナジーが期待できる。ニッタでは、今後の成長が見込まれる空気バネ事業の基盤強化に有益であるとともに、同社連結子会社であるニッタ化工品の成長に寄与すると判断した。

 吸収分割の方法により、TOYO TIREの連結子会社である東洋ゴム化工品からニッタ化工品へ製造事業を承継させるとともに、TOYO TIREが運営する販売事業をニッタへ、研究開発事業をニッタ化工品へ、それぞれ事業譲渡する。

 トラック・バス用空気バネ製品は、トラック・バスのフロント、リアサスペンションに搭載。乗り心地の調整や車高調整機能を担い、人荷や車体への負担を軽減させ、快適性と機能性を実現する製品。

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