20年3月期第2四半期業績
アキレス、産業資材事業は増収増益
工業用品 2019-11-08
アキレスが11月8日に発表した20年3月期第2四半期(4-9月)業績は、売上高が399億3,600万円で前年同期比2.7%減、営業利益が6億7,600万円で同7.7%減、経常利益が8億7,000万円で同20.0%減、純利益が6億2,400万円で同11.3%減となった。
セグメント別のうち、プラスチック事業は売上高が191億5,100万円で同4.5%減、営業利益が15億7,000万円で同6.9%減。
車輌内装用資材は、国内向けは前年並みを確保したが、中国・北米向けは自動車マーケット減速の影響を受けたことで全体としては減収。フイルムは、北米事業では医療用の受注増加により増収となったが、国内事業は半導体市況の低迷の影響と欧州向け窓用の苦戦で減収。農業分野は、農業用ハウス被覆材の受注増加で増収。建装資材は、床材はほぼ前年並み、壁材は製品値上げと新柄投入の効果で増収。引布商品は、災害救助用ゴムボートの受注が好調だったが輸出用ボートが苦戦したことで減収となった。
産業資材事業は売上高が150億6,500万円で同2.4%増、営業利益が9億8,800万円で同10.8%増。
ウレタンは、寝具・車輌・雑貨用など主力製品が好調に推移したことで増収。断熱資材のシステム製品は倉庫等建築物件向け、スチレン製品はブロック加工品が好調に推移し増収。パネル製品は畜産向けが低調に推移し、ボード製品も建築向けが苦戦したことにより、断熱資材全体では減収。工業資材は、北米・アジア向けシリコンウエハー搬送用部材の輸出が減少したことで減収となった。
20年3月期通期業績は、売上高850億円で前期比0.8%減、営業利益17億円で同21.2%増、経常利益21億円で同4.8%増、純利益19億円で同461.9%増を見込む。
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