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【特集】自動車部品

安福ゴム工業、6カ国・14工場体制に

工業用品 2016-12-07

安福忠昭社長

安福忠昭社長


 安福ゴム工業は、日本の二輪・四輪・四輪バギー・ジェットスキーの各メーカーに機能部品を製造・供給している。製品は防振部品、ダクト部品、エンジン回りゴム機能部品、エアークリーナー、外装品など多岐にわたっており、ティアワンメーカーとしての開発力に定評がある。

 二輪・四輪メーカーの海外進出に合わせて、早くから海外生産にも積極的に乗り出している。またグローバル展開に合わせて、ここ数年はM&Aも積極的に行っている。

 最近では、プラスチック加工メーカーの伸東工業(静岡県浜松市)の株式を取得し、今年2月に100%子会社化した。伸東工業はプラスチック成形、なかでも射出成形とブロー成形に強みを持ち、インドネシアに自動車部品関連の塗装、金型など3工場を保有している。

 これにより安福ゴム工業の海外生産拠点は、同社の3工場を含めてインドネシア6工場、米国2工場、ベトナム・ブラジル・タイが各1工場となり、日本(3工場)を含めると6カ国・14工場と、拠点が拡大した。

 「当面は新拠点の開設は考えていないが、設備増強に向けた投資は今後も積極的に行う計画」(安福忠昭社長)としている。

 特に海外拠点では、16年に米国のジョージア工場の拡張工事が終わり、二輪向けにエアークリーナーの増産に入っている。またベトナム工場は二輪主体に操業度が上がっており、インドネシアも工場の生産能力が一杯になってきたため、伸東工業インドネシア工場と連携して増強に努めることにしている。

 「伸東インドネシアはトヨタ自動車に部品を供給しているため、ここを足掛かりにトヨタへ本格的に入っていきたいと考えている」と安福社長。

 一方、海外工場のマザー研究・開発拠点としての役割をさらに強化するため、本社工場(神戸市西区福吉台)内のテクニカルセンターの規模を2倍にする増築工事が16年2月に完成。電気自動車対応の部品を試作するための試験機を加えるなど、試験機器装置を充実し、スタッフも倍の8人体制とした。

 「今後は日本のお客様の設計部門と一緒に日本での開発に注力し、これによって各工場の力をつけることにしている。製造の原点に戻り、製法の見直しなどを含めて技術競争力をさらに上げることに努めていく。それを達成するためにも、テクニカルセンターが要となる」。

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