19年12月期第2四半期業績
ニチリン、日本は増収増益
工業用品 2019-08-20
ニチリンが8月9日に発表した19年12月期第2四半期(1-6月)業績は、売上高が306億4,900万円で前年同期比2.1%減、営業利益が34億9,800万円で同21.5%減、経常利益が34億3,000万円で同22.5%減、純利益が16億2,300万円で同39.8%減だった。
日本は売上高が166億9,200万円で同3.9%増、営業利益が12億6,600万円で同3.0%増。北米子会社向けの部品供給が減少した一方、中国、アジア子会社向けの設備売り上げが増加、国内販売も堅調に推移した。
北米は売上高が54億5,600万円で同11.7%減、営業利益が4,400万円で同86.0%減。北米子会社では、新商品のIHX(内部熱交換器)の量産が開始された一方で、主力製品のパワーステアリング用ホースの需要が減少、利益面は輸入関税の増加に加え、メキシコでの最低賃金の増加も影響した。
中国は売上高が52億8,700万円で同12.8%減、営業利益が5億6,900万円で同41.8%減。新車販売台数の前年割れが続いているほか、北米向け等へのエアコン用管体の輸出も減少傾向にある。
アジアは売上高が83億2,800万円で同12.7%増、営業利益が17億9,300万円で同1.2%増。ABS化による二輪用ブレーキホースの販売増に加え、フューエルホースの販売が堅調に推移した。
欧州は売上高が27億3,500万円で同14.6%減、営業損失が7,200万円(前年同期は3,600万円の利益)。需要低迷に伴い、日系メーカー、欧州メーカーとも生産を減少したことが響いた。
業績予想を下方修正
通期業績予想については、上期実績を踏まえ下方修正した。
■通期業績予想
売上高=610億円(前回予想620億円、増減率1.6%減)◇営業利益=70億円(同75億円、同6.7%減)◇経常利益=70億円(同76億円、同7.9%減)◇純利益=35億円(同44億円、同20.5%減)
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