食品包装機器市場で拡販目指す
ハバジット日本、東京パックに出展し製品をPR
工業用品 2018-10-16
ハバジット日本は食品包装機器市場への販売拡大に力を入れている。その一環として東京ビッグサイトで開催された「TOKYO PACK 2018」(10月2-5日)に出展した。同展は包装関連機器メーカーが多数出展する国際包装見本市で、同社は14年ぶりに出展した。
今回の展示会では、注力製品としてエラスチックベルトシリーズを出品しPRした。
同社によると「最近のトレンドとして、年々小口化する搬送物に対応するため、既設のローラコンベヤにも簡単に取り付けが可能な幅広のエラスチックベルトが、国内外の大手ネット通販の配送センターで浸透している。エラスチックベルトは、従来のコンベヤベルトとは異なり、弾性体構造のベルトを輪ゴムのように伸ばしてローラコンベヤに取り付けることで、既設コンベヤに改造を加えず、小型の荷物でもローラ間でつまずくことなくスムーズに搬送できる」という。色調がグリーンのグリップタイプ、ブラックのカバータイプ、食品適合のブルータイプを展示した。
また新提案として、ラフトップ形状でグリップ性を高めた食品適合ブルーベルト「NAG-8EFCV」と、特殊織り構造の1プライブルーベルト「FNI-3EIC-L2」を出品。
「ラフトップタイプは従来ゴムが多かったが、食品製造現場ではゴム使用を敬遠するユーザーが以前から多く、その要望に応えるために塩ビ製のラフトップベルトを開発した」(同社)。
「FNI-3EIC-L2」は、異物混入対策に優れたポリエステルのブルー染色糸を採用。優れた滑りと、特殊織り構造により反りにくいのが特長。
高精度なシンクロが可能な搬送用の「ハバシンクタイミングベルト」も展示。EU・FDA完全適合の05タイプ600ミリ幅対応のほか、包装・充填用として機械メーカーに数多く採用されているアタッチメント加工、シームレスタイプ、顧客の要望に合わせたカスタマイズ加工のベルトをデモ機を使用しながら説明した。
また今年6月に、厚生労働省が国際的整合性を見据えて食品用器具・容器包装にポジティブリスト制度導入を含む食品衛生法改正を公布したのを受け、今回はチラシを作成し、欧州委員会規則EUや米国食品医薬品連邦規則FDAに適合し、欧米の厳しい同制度に対応済みであるハバジット製品の優位性を強調した。
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