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旺盛な需要に対応

岡安ゴム、マレーシアの生産拠点を年内に移転

工業用品 2018-07-30

 岡安ゴム(本社:滋賀県草津市、岡浩史社長)はマレーシアの製造拠点であるオカヤスラバー マレーシア(岡宗一郎社長)を年内に移転、来年から増産体制をとる。オカヤスラバー マレーシアはセランゴール州スンガイブロー地区に1994年10月に資本金1億円で設立。国内と同等の生産設備と品質で競争力を持ち、需要も旺盛で近年手狭となっていた。

 移転先は現所在地の近隣のシャーラム地区で、敷地面積1万平米に6,685平米の2階建屋と2,000平米の平屋建ての2棟となる。投資額は5億円。「ローカル企業から土地建屋などを買い取ったもので、9月に引渡しとなる。その後各種手続きや内装の改修など進め、年内に移設を完了し、来年から本格操業を目指す」(岡安ゴム岡社長)計画だ。

 設備は現工場からと一部国内工場からも移設。およそ60人の現地従業員も引き続き雇用し増員も検討している。

 「マレーシアでは自動車関連製品の受注も計画に上ってきており、稼動が上がるメドは立っている。現在の倍の生産量を見越した移転計画で、ほぼ5年をかけてフル稼働を目指していきたい」(同)。

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