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テーマは我が国のものづくり基盤技術の現状と課題

平成29年度ものづくり白書、基盤技術振興で丸五ゴムと右川ゴムの企業活動を紹介

工業用品 2018-06-25

 経済産業省、厚生労働省、文部科学省の3省共同で作成作業を行い、5月29日に閣議決定された「平成29年度ものづくり基盤技術の振興施策」(ものづくり白書)に丸五ゴム工業、右川ゴム製造所の企業活動が紹介された。

 今回のものづくり白書は、我が国のものづくり基盤技術の現状と課題がテーマ。第1章の「我が国ものづくり産業が直面する課題と展望」の項で右川ゴムの事例が、第2章の「ものづくり人材の確保と育成」の項で丸五ゴムの事例がそれぞれコラムで紹介された。

 右川ゴムは、「大規模な変化を乗り越えてきた明治期創業のものづくり企業から得られるヒント」として、1897(明治30)年創業の同社の事業活動の歩みなどが取り上げられた。その中で同社を「コア技術は押出成形によるゴムの成形技術と素材開発力(配合設計技術)にある。特にゴムの配合設計技術は長い年月をかけて熟成されていくものであり、企業の歴史があるということは大きなアドバンテージとなる」と解説している。

 丸五ゴムは、「人材育成の重視が会社方針となっており、様々な職種や職層の社員が積極的に研修を受講し、スキルアップにつなげている。今後はさらなる生産性向上の取り組みを進め、発展を目指している」と紹介された。

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