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【特集】ロール/ブランケット

金陽社、海外でOA、ブランケット展開強化

工業用品 2018-01-29

 金陽社の17年度上期(4-9月)業績は前年同期比増収増益となった。堅調だった国内に比べ、海外向けはブランケットが競争激化の影響を受けて販売が伸び悩み、「業績面ではプラスを確保したものの、中期3カ年計画(16-18年度)に対してはやや低調に推移した」(金陽社)としている。

 部門別では、ロール部門は印刷用がほぼ前年同期並みで、工業用ロールが伸長し全体では増収。印刷用では商業印刷向けはほぼ横ばい、新聞用は東京五輪開催に向けた設備投資や取り替え需要の動きが活発化したことで増加した。

 工業用は鉄鋼向けが拡販活動により増加したほか、フィルム向けもメーカーからの大口案件が入り業績を押し上げた。一方、これまで堅調だった製紙向けは巻き換え需要が一巡したことで減少。製紙用では、昨年に「カレンダー用樹脂ロール ZE-K」が紙パルプ技術協会から「第45回佐々木賞」を受賞しており、これを追い風として改めて業界に向けて訴求していく方針。

 ブランケット部門は、国内向けは新聞印刷用を中心に堅調だったが、海外向けが総じて低調に推移し、部門全体では減収。海外向けは一部アジア・中近東地域で堅調だったものの、主要市場の中国、米国、欧州で低調だった。中国では現地における競争激化、米国では市況の停滞、欧州では在庫調整の影響などが主な要因となっている。

 下期以降は国内市場の維持・拡大を図りながら、海外市場の展開を強化していく方針。製品面では「OAロールは海外メーカーとの競争も熾烈だが、品質・性能・価格をバランスさせることで十分に伸ばしていける」(同)とみて、海外市場に向けてOAロールとブランケット両製品の拡販に力を注ぐ。

 また、無事故・無災害を目標に社員の安全教育も継続する。巻きこみ事故などを安全に擬似体験できるオープン型のロール装置などを新たに導入。「社員全員に事故を疑似体験してもらうことで意識改革を促し、無事故・無災害の目標達成に繋げていきたい」(同)考えだ。

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