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【特集】ロール/ブランケット

加貫ローラ製作所、二次電池関連の受注好調

工業用品 2018-01-29

 加貫ローラ製作所では企業理念の「新しい価値の創造」を目指し、2016年度から中期3カ年計画に取り組んでいる。2年目となる17年度上期(4-9月)業績は前年同期比増収となり、「中期計画の数字はほぼ達成できている」(加貫ローラ製作所)状況だ。

 事業別では、印刷用ロールは前年同期並みだったものの、工業用ロールではフィルム関連の動きが良く、二次電池関連市場向けの受注が引き続き好調。メンテナンスに加え、予備ロール製作受注など設備関連も活発だった。加えて、中国や韓国などの海外拠点の販売も堅調に推移し業績に寄与した。

 高機能フィルム向けでは、高度な性能が求められており、材質だけでなく表面性が重要になっている。薄く、機能性が高いフィルムにはウェブハンドリング技術が極めて重要で、低テンション、低トルクでシワなどが入らない搬送をしなければならない。このため、マイクログルーブ、コンケイブロールといった機能製品や、高機能フィルム用巻き取りコア「e-コア」のような製品の重要性も市場で認知されるようになってきた。

 一方で、印刷用ロールは市場が縮小傾向で推移している中、前年同期並みを確保するなど健闘した。成長分野となっているUV印刷向けを中心に拡販することで業績を維持しており、特にインキングローラーの「アバントUV」がファン層の拡大により業績を牽引。UV印刷以外でもグラビア印刷用の「PUW」や「LFE」が、歪み回復性等が高く評価され安定した受注を得ている。

 年度末に向けてもこれらの製品群を積極的に展開するとともに、表面加工などローラとしてのトータル機能の向上を提供していく方針。営業面では「ベースになる売上高を増やすため、1件でも多くの得意先を回ることを徹底する。当社製品の根強いファンが増えている一方、まだ回り切れていない地域やシェアが低い分野があるので、原点に立ち返りそれらに対応していく。また今後を見通し、新規成長分野での展開にも力を注いでいきたい」(同)考えだ。

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