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【2018年賀詞交歓会】

三ツ星ベルト、真の競争力つけ強い企業体に

工業用品 2018-01-22

 三ツ星ベルトは1月18日、東京・日比谷の帝国ホテルで新年賀詞交歓会を開催した。当日は得意先代理店や業界関係者、同社役員・従業員など約200人が出席した。

あいさつする垣内社長


 賀詞交歓会では、はじめに垣内一社長があいさつに立ち、「当社グループの上半期業績は、売上高、利益ともに過去最高を確保した。しかし、この業績は円安効果によるところも大きく、まだまだ当社グループの真の実力であるとは思っていない。

 主要ユーザーである自動車業界は、100年に一度と言われる大転換期にある。EV車やPHV車の拡大や、自動運転などの技術革新が進み、我々部品業界にとってもターニングポイントにあると言える。EV化、PHV化が進むと、我々の主力製品であるベルトが使われない車が少しずつ増えてくる。そのために、当社では電動パーキングブレーキシステム、電動パワーステアリングシステム、スライドドアに使用されるタイミングベルト、油中タイミングベルト、金属部品などの開発、商品化に注力し、採用も拡大している。

 来年は創業100周年という、当社にとって節目の年にあたる。そこで本年は、次の発展に向けての基礎を作り込みたいという思いから、以下の3点を提案した。ひとつめが、モノづくりの企業体であることを再確認する。2つめが、ユーザーが必要とする製品を心を込めて製造し社会に貢献する。3つめが、100周年を迎えるにあたり、企業風土についてもう一度考え、問題のある古い体質を切り捨てる。これにより、真の競争力を身に付け、ユーザーに安心して使用していただける高機能、高精密・高品質の製品を提供できる強い企業体を目指していく」と決意を述べた。

あいさつする西河会長


 続いて西河紀男会長の音頭で乾杯し、懇談に入った。会場では、女性演奏家によるミニコンサートも開かれ盛り上がった。また会場には新製品や注力製品も展示された。

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