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【新年トップインタビュー】

早川ゴム社長早川雅則氏、「改修・環境・海外をキーワードに新製品を開発する」

工業用品 2018-01-17


 「2017年は全社的にエアポケットに入ったような感じで、業績が低調だった」と語る早川ゴムの早川雅則社長。18年度は改修・環境・海外の3Kをキーワードに、新製品開発や市場開拓に取り組み増収増益を目指す。19年3月の100周年に向けて「創業時のベンチャー精神を忘れずに」、事業発展に取り組んでいく。

 ■17年を振り返って
 17年は3月に、当社がISOを有効活用していることが評価され、日本適合性認定協会が主催する「第3回JABアワード」を受賞した。ゴム業界で初めての受賞で、大変名誉に思っている。従業員によるカイゼン提案件数は2年連続で3,000件以上。小集団によるカイゼン活動も24年間継続している。

 7月にはテレビ新広島「情熱企業」という番組に開発型企業として当社が取り上げられた。わが社の生命線である新製品開発の取り組みやカイゼン活動の状況が紹介された。

 また10月に就航した、瀬戸内海の新しい旅を提案する「ガンツウ」という船に、当社の船舶用制振材が採用された。船舶の居住性向上というニーズに対応して開発した製品で、3年にわたるピーアール活動が実を結び採用に至った。これまで当社には船舶分野での実績はなかったが、今後もこうした新しい取り組みに力を入れ、新市場を開拓していく。

 ■17年12月期業績見込み
 売上高は95億円で前期比5%減、経常利益は4億円で同じく前期を下回り減収減益となった。17年は各部門とも不振だったが、その原因がはっきりしない。全社的にエアポケットに入ったような感じで、業績が低調だった。

 土木用止水材や建築用防水材などの建設資材部門は、売上高が53億円で同5%減。住宅用防音材や化成品などの産業資材部門は36億円で同4%減。新規事業部門であるファインケミカルは6億円で同15%減となった。

 住宅着工件数が減少し、土木工事も建設機械も不振だった。需要業界低迷の影響を受けたようだ。一方生産面は、原価低減のカイゼン活動が奏功し、成果を上げることができた。7-9月に取り組んだ、夏の省エネ活動では1,300万円の効果があり、省エネ意識の高まりと利益アップに貢献してくれた。

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