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【新年トップインタビュー】

横浜ゴム取締役専務執行役員MB管掌兼工業資材事業部長大石貴夫氏、「18年は海外中心に伸ばし“Regrowth MB”を目指す」

工業用品 2018-01-09


 2017年12月期第3四半期(1-9月)では前年を下回った横浜ゴムのMB事業。夏以降は景気回復を追い風に業績は堅調に推移し、通期での増収増益を目指し挽回に邁進している。この流れを受けて、「18年はRegrowth MB、つまり“再成長”を目標にさらなる業績の向上を図る」と大石貴夫横浜ゴム取締役専務執行役員・MB管掌兼工業資材事業部長は語る。

 ■第3四半期の状況
 17年12月期第3四半期における当社の全社業績は増収増益を達成したが、MB事業は民間航空機向けラバトリーの売り上げが減少し前年を下回った。ただし、売上高の大きい航空機向けラバトリーが低調だったにも関わらず、売上高は前年同期比99.5%だったので、健闘したのではないかと思う。

 ■足元の状況
 夏以降から、国内の建機メーカーや中国の景気が回復してきたことに伴い、油圧系のホース配管ビジネスがかなり隆盛になってきている。現状ではむしろ生産キャパが足りないほどに忙しい。また、工業資材事業のビジネスも土木関係が比較的堅調なことに加え、ハマタイト事業も自動車向けウィンドシールドシーラントが好調に推移していることから、通期のMB事業全体では十分挽回が図れると考えている。

 ■高圧ホースが好調
 現状、高圧ホースは好調で生産が間に合わない状況にあり、人手不足が深刻になっている。18年は少しでも人手不足を解消したいと考えている。また、さらなる設備の自動化と生産の効率化にも取り組んでいきたいと思う。国内では17年7月に、これまで長野県内に2カ所あった金具工場とホースアッセンブリーの工場を1カ所に統合し、生産の効率化を図った。海外の中国工場もフル生産が続いており、こちらも現在は人の手配を進めている。

 ■通期の見通し
 売上高でみると、ホース配管事業は高圧ホースが好調で前期比プラスになるのではないかと予想している。
 工業資材事業は増収となる見通しで、コンベヤベルトは鉄鋼向けやセメント向けが堅調に推移している。土木関係は特に橋梁用ゴム支承が前期を上回る形で推移している。ただ、工業資材事業全体では原材料高による影響で利益的には少し厳しいと予想される。

 ハマタイト・電材事業は堅調で、利益も出せると考えている。自動車向けは中国やインドを中心に伸びている。一方で、国内建築向けは苦戦を強いられている。背景は需要ではなく、他社との競争が激化しているためだと認識している。新商品を出すなど種まきをしているので18年には挽回したい。

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