【特集】ゴムシート(ゴム板)
オーサカゴム、物件が牽引 通期は増収を計画
工業用品 2017-12-13
オーサカゴムの17年度上期(4-9月)業績は売上高・利益ともに前年同期実績をやや下回った。「ゴムシート、ゴムマットともに前年同期が比較的堅調だったこともあり、今上期は若干のマイナス。需要面では大きく動いた製品や地域の偏りもなく、総じて停滞気味に推移した」(同社)。
しかし、上期末9月からは徐々に売上げが増加している。牽引しているのは、まとまった需要が見込める“物件”もので、「五輪関連の工事を含めて工事関係の物件が全国的に増加している。当社でも前期の新横浜のスケートセンターほどの大型物件はないものの、国立競技場関連やスケート場を含め多数の案件を確保できている」(同)状況。
足元も堅調さは持続している。年度末に向けて公共事業関連の需要増も見込まれることから、これらを着実に取り込むことで業績の改善を期待しており、通期業績は前期比2-3%増収を計画している。
製品面ではユーザーからの要望を取り入れ、ニーズに合った特殊機能を付与した特注品の開発に力を注ぐ。
「こうしたニーズは幅広く増加しており、これらの案件は要望が明確なだけに売り上げに直結しやすい。開発スピードを高め、ニーズへの対応力をさらに強化することで売り上げアップに繋げていきたい」(同)考え。また、同社から提案できるシーズ型の特殊新製品の開発も並行して進めていく方針だ。
なお、現在課題となっているのが生産現場における人手不足と原材料価格の上昇。人手不足では需要の増加を受け、シートやホースを製造している名張工場(三重県)で表面化しており、「一朝一夕というわけにはいかないが、製造ラインの合理化や省力化の改善を設備面も含めて漸次進めていく」(同)。
原材料価格については、「昨年に比べ高値安定した状態で推移しているが、今後再び上昇することが予想される。さらに昨今の運送費高騰が加わり利益を圧迫している」(同)状況。生産面の合理化・効率化による自助努力も限界があることから、価格改定の実施を検討していきたいとしている。
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