東ソーは6月10日、グループの東ソー・シリカが韓国の南海化学と合弁会社「東ソー南海シリカ」を設立し、低燃費タイヤ用シリカの生産拠点の建設を決定したと発表した。

 生産拠点は2021年10月の商業運転を計画しており、これにより、低燃費タイヤ用シリカの生産能力は35%向上することになる。

 低燃費タイヤ用シリカは、自動車の低燃費化や電動化に合わせ、転がり抵抗を減少させることで自動車の燃費改善などのタイヤ性能向上に優れた効果を発揮する材料として、需要の拡大が見込まれている。

 同社は、これまで培ってきた高い技術力を背景に、旺盛な需要に対応するとともに、製品の安定供給を目的として海外に第二の生産拠点を確保することで、事業基盤の強化を図る。

 ■合弁会社の概要
 ◇会社名=東ソー南海シリカ◇設立=2020年3月3日◇所在地=大韓民国全羅南道麗水市◇出資比率=東ソー・シリカ67%、南海化学33%◇事業内容=低燃費タイヤ用シリカの製造・販売◇商業運転=2021年10月(予定)

 ■東ソー・シリカの概要
 ◇設立=1959年10月(東ソー100%子会社)◇所在地=本社:東京都港区、工場:山口県周南市◇事業内容=各種シリカおよび合成化学石膏の製造・販売

 ■南海化学の概要
 ◇設立=1974年5月◇所在地=大韓民国全羅南道麗水市◇事業内容=化学肥料の製造・販売