バルカーは、プラント施工管理システム「VALQUA SPM(バルカー エスピーエム)」を大幅にリニューアルし、10月から提供を開始した。


 従来のVALQUA SPMは、主にプラントの定期修繕における工事管理を支援してきた。今回のリニューアルでは、日常工事にも管理対象を広げ、工事の計画、進捗、関連書類、履歴などを一つのシステムで扱えるようにする。日常工事で対応しきれなかった案件を定期修繕の計画に繋げるなど、工事の種類をまたいだ情報の活用を支援する。

 ■VALQUA SPMリニューアル版の主な特長
 ①定期修繕と日常工事の一元管理
 定期修繕と日常工事を一つのシステムで管理。工事の種類をまたいで情報を参照・活用できるようにし、案件の引き継ぎや過去の対応内容の確認を支援する。

 ②工事情報の分析・可視化
 工事情報を集約し、ダッシュボードで可視化。協力会社ごとの工事実績の分析や、定期修繕で対応した内容とその後の不具合発生状況の確認により、修繕内容の検証や次回以降の計画への活用を支援する。

 ③現場の帳票に合わせた設定
 紙帳票の構成をもとに、多様な入力形式を設定できる帳票設計機能を備えている。現場の運用フローに合わせた設定ができる。

 ④工事・許可証・機器情報の台帳化
 工事、許可証、機器の情報を台帳で管理。機器の仕様や設置場所、関連資料と工事履歴を紐付け、必要な情報を確認できるようにする。

 ⑤工程表による進捗管理と過去実績の活用
 工程表を協力会社と共有し、関係する部門やチームで工事の進捗を確認できる。工事が追加された際には変更履歴を残すことが可能。また、過去の工程表を翌年の修繕計画や別案件のベースとして活用できる。

 ■今後の展望
 VALQUA SPMは今後、法令対応と安全管理を支援する機能の拡充を予定している。官庁への申請業務を一元管理する機能や、必要な許可が下りるまで着工を制御する仕組みの追加を検討している。

 また、工事場所を示す「工事のプロット図」を一元管理し、当日の工事場所をシステム上で可視化する機能も開発中。同社は、蓄積した保全・不具合データを設備の管理に生かせるよう、VALQUA SPMの機能開発を進める。

 ■VALQUA SPMのについて
 VALQUA SPMは、プラント工事の計画策定から進捗管理、検収、履歴の保存までを支援するサービス。2022年に発売し、今回、定期修繕に加えて日常工事も管理できるようにリニューアルする。