カワイチ・テック(川口秀一社長)は、成田工場(千葉県成田市)が所在する千葉県の千葉県産業振興センターが主催する「宝地(放置)竹林駆け込み寺アソシエーション」に参画している。

アソシエーション会議の様子
報告する川口社長

 同アソシエーションは、放置竹林整備による環境改善の理念やビジョンを有する、県内の竹林伐採企業、竹林工業、活用企業が連携し、令和6年6月に発足した。

 放置されている竹林を整備することによって、千葉県の環境改善に貢献し、竹を厄介者から貴重な地域資源として利用し、「放置」から「宝地」への転換を図ることを目的としている。具体的には、竹林の伐採から竹チップや、竹炭パウダーおよびそれらを活用した製品の開発までの一気通貫体制の構築を実証するプロジェクトとなっている。

 カワイチ・テックは、さまざまな素材と樹脂やゴムを混練する高度な技術開発力を有していることが評価され、同プロジェクトに参画することになった。

 同社以外の連携企業としては、トーヨー産業、ファームサポート千葉、ARCLEAD INTERNATIONAL、国際通商、スミフク、ちかけんプロダクツ、千葉県産業振興センターなどが参画している。同プロジェクトのPhase3ビジョンが7月8日、ベンチャープラザ船橋(千葉県船橋市)で行われた。

 今回の議題として、①プロジェクト概要・効果②新メンバー紹介③活動進捗状況④提案商品説明⑤ちばコラボ大賞(千葉県知事賞)申請⑥ゴム報知新聞、日刊工業新聞、千葉テレビなど各社への取材依頼情報⑦今後の展開――となっている。

 この中で、川口社長は「マルチシートの特殊開発や実証実験を行い、現在は東京理科大学(葛飾キャンパス)との共同開発に取り組んでいる」と報告した。

開発中のマルチシート

 参加者全員で開発や協議を重ね、最後に①参画企業で売り上げ100億円達成(2035年)②フランチャイズ体制で本サービスを全国展開③放置竹林対応と言えば、「宝地(放置)竹林駆け込み寺アソシエーション」と言われるブランド価値向上を目指す――ことを改めて確認した。