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持続可能な特殊ゴム実現へ

NOKや独研究機関が水素向けシール材のシンポ共催

工業用品 New! 2026-07-01

 NOKは6月30日、ドイツ連邦材料試験研究所(BAM)、九州大学、独フロイデンベルグ・グループ(ドイツ)と共同で、国際シンポジウム「Sustainable Sealing Materials for Hydrogen」(持続可能な水素向けシール素材)をBAMベルリン会場およびオンラインのハイブリッド形式で開催したと発表した。

独BAM


 同シンポジウムは、国内外の産学官専門家ら75人(うち日本から約20人)が参加し5月12日に実施。今回のシンポジウムを催した4者が参画した国際共同研究プロジェクト「安全な水素供給ネットワークに向けた持続可能で水素適合性のあるシール材(SusSeal4H2)」の成果を中心に、水素社会の実現に向けたトライボロジー技術や次世代のシール材料について市場ニーズから学術的評価にいたるまで、多角的な発表と議論を行った。

 NOKは主催者の一員として、水素インフラ向けシール材料の開発成果やライフサイクルアセスメント(LCA)評価、および日本のゴム業界におけるサステナビリティの現状について発表した。

 発表後の討議では、原材料メーカーの環境対応への投資がタイヤ向けに集中し、水素インフラに不可欠なシール材料などの特殊ゴム分野の開発・流通が遅れがちになっている現状が共有された。

 その一方で、製品分野に関わらずゴム製品共通の技術課題は数多く存在することから、「SusSeal4H2」のような取り組みにシールメーカーが主導して参画し、成果を上げたことは、業界全体のサステナブル化を加速させるうえで極めて意義深いという結論に至った。

 NOKは、同プロジェクトおよび今回のシンポジウムで得た知見を踏まえ、引き続きカーボンニュートラルを実現する水素シール分野の研究・技術開発に注力していくという。

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