自動除圧で介護の負担軽減
住友理工、床ずれ防止マットレス「体圧ブンさん」発売
その他 2017-04-03

「体圧ブンさん」と右から西村会長兼CEO、高杉教授、松井社長兼COO、大橋専務執行役員

ピンポイント除圧を可能にするエアセル
住友理工は3月31日、体格や寝姿勢に応じて体圧を自動分散する床ずれ防止マットレス「SR アクティブマットレス 体圧ブンさん」を発売した。
新製品は九州大学との共同研究を通じて開発されたもので、発売に先立つ29日には帝国ホテル東京(東京都千代田区)で新製品のプレスセミナーを実施。当日は西村義明会長兼CEOや松井徹社長兼COOらが出席し、製品説明やデモンストレーションを行ったほか、研究に参画した佐賀整肢学園副院長・九州大学客員教授の高杉紳一郎医師による学術講演も行われた。
「体圧ブンさん」は、同社独自開発の導電性ゴムでできた体圧検知センサー「スマートラバー(SR)センサ」技術を応用したマットレス型の福祉用具。利用者の体圧を計測し、特に圧の高いカ所を検知することで内蔵されたエアセルがリアルタイムにピンポイントで除圧、それぞれの体格や寝姿勢に応じた「オーダーメイド」の体圧分散を実施し、床ずれ防止をサポートする。
首振り2段エアセルをマット内に108カ所内蔵することでピンポイント除圧を可能にしているほか、両サイドをクッション素材にすることで膝立ち姿勢でのケアも安定して行える。2つ折りで持ち運べ、使用時には細かな設定は不要でスイッチを入れるだけで簡単に使用できる―などが主な特徴。
またゴム製のセンサーを用いることで、柔軟性や伸縮性などゴムの特性を生かしたマットレス面を実現しており、利用者に快適な寝心地を提供。24時間365日の連続使用が可能で、介護者による体位変換のケアをサポートするだけでなく、介護を受ける利用者への負担軽減も期待できる製品となっている。

デモンストレーションも行われた
高杉教授は講演の中で、医療現場では体圧分散性と支持性・安定性を両立するマットレスが求められており、床ずれ防止のための体位変換が介護者にとって大きな負担になっている現状について指摘。「体圧ブンさん」がこれらのニーズにマッチし、実際に効果を発揮していることを実際の臨床データを交えながら解説した。
住友理工では「体圧ブンさん」を医療機器・介護系商社を通じて医療機関を中心に販売(リース会社利用可)する方針。希望小売価格は69万8,000円(税抜)で、初年(17年)度の売り上げ目標は180台、20年度には510台を計画している。
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